Symptoms
認知症の周辺症状(行動・心理症状)
認知症により出現する次のような行動や精神症状のことを言います。
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妄想
「物をとられた」「浮気をしている」などの訂正不能な誤った考え
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介護への抵抗
入浴や着替えを嫌がったり、介護の声かけや誘導に抵抗する
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異食
紙、植物、ゴミなど、食べ物以外のものを口に入れようとする
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徘徊
帰り道がわからなくなったり、家の中や屋外をさまよい歩く
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幻覚
実際にないものが見える、聞こえるはずのない声が聞こえると訴える
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攻撃的な言動
言動を注意したり促そうとすると、声を荒げたり、手をあげるなどの行動が見られる
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収集癖
トイレットペーパーや布切れ、使い捨ての容器や空き瓶などを集め、並べて置いたりしまい込んだりすることがある
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不潔行為
おむつの中の便を手で取り出したり、よごれた手を壁でふいたり、トイレで排泄して便器を手でかき混ぜたりする
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性的逸脱行為
介護者をさわろうとしたり、性的な言葉を口にしたりすることがある
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抑うつ
部屋に閉じこもったり、気分がお落ち込んでやる気がでない
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夜間せん妄
夜中に急に騒ぎだしたりする
行動・心理症状は、上記以外にもいろいろな症状があります。
また、症状にはかなりの個人差があり、
全ての認知症の方にこのような症状が見られるわけではありません。