認知症治療病棟のご紹介と認知症周辺症状、入院の流れ

採用情報

認知症治療病棟

Long stay hospital

認知症治療病棟のご紹介

認知症治療病棟のご紹介

「認知症治療病棟」は、認知症の周辺症状(徘徊・幻覚・妄想・昼夜逆転など)の為、日常生活を送ることが困難または支障が出る方に対し、短期集中的な治療と、専門ケア、生活機能回復訓練を実施し、精神症状の安定と生活機能の維持・向上を図ることを目的とした病棟です。

要介護状態に応じて、ご本人やご家族の希望や要望をふまえ介護サービス計画を担当ケアマネジャーが作成します。

入院の対象となる方

  1. 認知症での周辺症状により、入院治療又は専門的ケアの必要な方
  2. 在宅での生活を継続するために、短期的な入院治療を希望する方
  3. 入院中および退院後の相談について、家族の協力が得られる方

認知症になっても安心して暮らせるように、
ご家族の介護負担を少しでも減らせるような
取り組みを行っています

認知症という病気は、患者さん本人のみならず、ご家族までをその苦しみに巻き込んでしまいます。認知症による行動心理症状(夜間せん妄・昼夜逆転・徘徊・物盗られ妄想・被害妄想など)は、本人に治療の必要性を説明しても全く理解が得られず、かえって介護するご家族が悪者呼ばわりされることも多いため、介護負担として重くのしかかって来ます。

しかもその負担は24時間365日にわたり延々と続くため、ご家族による認知症患者さんへの虐待へと結びつくケースもみられています。

認知症になっても安心して暮らせるように、ご家族の介護負担を少しでも減らせるような取り組みを行っています

厚生労働省の研究班の報告では、2025年の認知症患者数は472万人で、2040年には584万人を超えることが予測されており、2012年以降、認知症患者の治療・介護をする病院・施設の不足が社会問題となってきました。
そのため、私たちの病院は認知症疾患医療センターを設置し、認知症の早期発見・早期治療に取り組んでおります。そして認知症になってもご家族や地域の方々に支えられ、いつまでも自宅で安心して暮らすことができるようにお手伝いいたします。

しかし不幸にして認知症が進行し、上記の行動心理症状でお困りの方におかれましては、ご家族の介護負担を少しでも減らすことができるよう、認知症治療病棟にて入院治療を行なっております。

Symptoms

認知症の周辺症状(行動・心理症状)

認知症により出現する次のような行動や精神症状のことを言います。

  • 妄想

    「物をとられた」「浮気をしている」などの訂正不能な誤った考え

  • 介護への抵抗

    入浴や着替えを嫌がったり、介護の声かけや誘導に抵抗する

  • 異食

    紙、植物、ゴミなど、食べ物以外のものを口に入れようとする

  • 徘徊

    帰り道がわからなくなったり、家の中や屋外をさまよい歩く

  • 幻覚

    実際にないものが見える、聞こえるはずのない声が聞こえると訴える

  • 攻撃的な言動

    言動を注意したり促そうとすると、声を荒げたり、手をあげるなどの行動が見られる

  • 収集癖

    トイレットペーパーや布切れ、使い捨ての容器や空き瓶などを集め、並べて置いたりしまい込んだりすることがある

  • 不潔行為

    おむつの中の便を手で取り出したり、よごれた手を壁でふいたり、トイレで排泄して便器を手でかき混ぜたりする

  • 性的逸脱行為

    介護者をさわろうとしたり、性的な言葉を口にしたりすることがある

  • 抑うつ

    部屋に閉じこもったり、気分がお落ち込んでやる気がでない

  • 夜間せん妄

    夜中に急に騒ぎだしたりする

行動・心理症状は、上記以外にもいろいろな症状があります。
また、症状にはかなりの個人差があり、
全ての認知症の方にこのような症状が見られるわけではありません。

Endeavor

生活機能回復訓練の取組み

  • 創作活動・園芸等

    創作活動・園芸等

    創作活動や園芸を実施することで達成感や満足感を得て頂き、自己の存在を確認する機会となります。

    手指の運動は脳内を活発にし、認知症の改善や進行の防止に効果があると言われています。

  • レクリエーション

    レクリエーション

    合唱やゲームなどを行い日中の活動性を高めることで、夜間不眠の改善や昼夜逆転を防止します。

    また、心肺機能・免疫力の向上や関節可動域の維持を図る手段として活用しています。

Flow

認知症治療病棟への
入院までの流れ

  • お問い合わせ

    お問い合わせ

    まずは生活支援センターまでご連絡ください。

    【入院相談】
    毎週月曜~金曜日の午前9時30分~午後4時まで随時受け付けしております。
    TEL...0749-46-1125(代) / MAIL...socialworker@oumi-hp.or.jp

  • 書類提出

    書類提出

    かかりつけ医の診療情報提供書を当院ソーシャルワーカーまでご提出ください。
    (かかりつけ医がない場合は、当院の「認知症外来」に受診して頂きます。)

    • 様式の指定はございません。
    • 診断名・発症日・治療経過・投薬内容等が必要です。
    • 複数の診療科に通院している場合は、各科ごとの診療情報提供書をご依頼することがあります。
    • かかりつけ医がない場合は、ご相談ください。
    • 書類は郵送OKです。
  • 入院相談

    入院相談

    入院相談のため、ご家族の方の来院可能な日時をお伺いし、日時を決定します。
    (入院相談日:月曜日から金曜日まで)

    病棟のご案内、入院手続等のほか、入院に必要な準備物、入院中の生活にについてご説明いたします。
    健康保険被保険者証、介護保険被保険者証、お薬手帳等をご持参ください。

  • 入院日決定、入院

    入院日決定、入院

    お部屋の調整ができて入院のご案内ができるまでの間、ご自宅等で待機して頂くことになります。
    入院日が決まりましたら、すぐにご連絡させていただきます。
    入院当日には、入院相談日に説明した準備物・保険証・書類等をご持参下さい。

詳しくは、入院手続きに必要な書類や、入院中の生活・お願いなどをまとめた
パンフレットをお読みください。

認知症治療病棟
パンフレット(PDF)

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