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看護師を育て技術を高める看護師教育・研修制度

TRAINING

私たちが考える看護師教育とは

私たちが考える看護師教育とは

近江温泉病院で、
看護師として第一歩を踏み出すこと

看護師としてのスタート地点が、
近江温泉病院で良かった

新人看護師が、就職後にそう感じてもらえる職場でありたい、と私たちは考えています。

近江温泉病院では、毎年4月に全職種合同の新人研修を1週間行います。初めて社会に出る新人看護師が専門職としての技術を磨く前に身に付けておくべき、姿勢やルールを学ぶこと、「同期」と強い絆を深められることを大切にしています。

その後、ローテーション研修で各病棟の特性と看護技術を学び習得した上で配属し、継続的なサポートを行います。

新人看護師が何十人と就職する大病院ではありませんが、だからこそ一人ひとりの新人看護師の個性を大切に考え・受け止め、それぞれが持つ可能性を最大限に伸ばせるよう、先輩・上司がみんなでサポートしていきます。

また、教育の充実だけでなく、休みをしっかりと取り、メリハリをつけて働ける体制や、結婚や出産を経ても続けられる職場づくりにも注力し、新人時代はもちろん、5年後・10年後も、経験と共に目標を見つけ前進できる職場を目指しています。

近江温泉病院で、看護師として第一歩を踏み出すこと 近江温泉病院で、看護師として第一歩を踏み出すこと

POLICY

看護部 教育方針

教育方針
  • それぞれの病棟の特殊性に対応できる看護実践能力者を育成する。
  • 法人、看護部の理念・方針に沿った看護実践が展開でき、看護専門職として、自己の能力開発が継続可能となるよう、キャリア、ライフサイクルに応じた教育支援を行う。
教育目的
  • 認知症ケア、回復期、慢性期(医療療養)、終末期などに対応できる専門的な看護実践能力者を育成する。
  • 経験、能力、適性に応じた段階的な目標を持ちステップアップしていく。
教育目標
  • 看護実践基本能力を身に付ける。
  • 接遇が適切で信頼される看護専門職になる。
  • チーム医療に参加し、看護職としての役割が果たせる。
  • 症例報告や院外研修へ参加することにより、看護を研究的に捉え、看護の質を向上し、自己研鑽に努める。

GOAL

新人教育目標

勉強会風景

一番大切な時期である新人の時期を、少しでも不安なく安心して働けるように、厚生労働省のガイドラインに沿った教育を実施しています。

新人時代に直面する問題を『1人で』ではなく、仲間と一緒に乗り越えられる雰囲気づくりや、体制を整えていけるように取り組んでいます。

01

リアリティショックの
緩和を図る

  • リアリティショックを和らげ職場にスムーズに適応できる。
  • 職場適応に対する不安や揺らぎを軽減できる。
  • 系統的段階的な体験学習により職場への適応ができる。
02

看護・介護技術に関する
知識・技術を習得する

  • 原理原則に基づいた看護技術の実践ができる。
  • 患者に配慮した看護・介護ケアが安全に実践できる。
03

慢性期医療における
看護師・介護士の役割を理解する

  • 医療療養病棟、回復期病棟、認知症病棟の特性や特殊性を理解する。
  • 介護医療院の特徴や特殊性を理解する。
  • 患者および家族との関係づくりの重要性を理解する。
  • 自己の特性を知り、チーム医療の構成員としての役割を理解する。
04

社会人としての脂質を高め、
接遇能力の向上に努める

  • 社会人としてのマナーを理解し実践する。
  • 患者および家族、職員へ「おもてなしの心」で接することができる。

SYSTEM

職場における教育体制

指導風景

新人看護師を職場全員で支え、育てていきます。共に学び、成長していきましょう。

プリセプター

新人1人ひとりに、経験ある看護師がマンツーマンで指導を行います。

サポーター

プリセプターと勤務が合わない日があっても、新人と先輩(補助アサイメント)がペアで、その日の患者を受け持ち、あなたをサポートします。

01

チーム支援型

同じ職場(チーム)みんなで、新人を教育・支援していきます。

大勢の中の1人のあなたではなく、大切な新人職員として、見守っていきます。

02

チューター制度

看護スタッフが、新人看護師の1年目を、定期的に面談しフォローしています。

新人看護師を様々な角度からサポートすることで、不安や悩みを軽減できるように努めています。

03

定期ヒアリング

新卒・中途問わず、入職後は半年間を目安に、時期を決めて所属長による定期ヒアリングを実施。

立ち話ではなく、個別でゆっくり話ができる場を設け、悩みや意見、提案などを話しやすい関係づくりの構築を目指しています。

SCHEDULE

新人看護師の1年目

各時期の目標に基づいて教育・研修を実施していきます

目標 指導内容
4

各病棟におけるオリエンテーションと病棟の特性を知る

各病棟で技術項目分担している為、各階で技術を学び習得する。

5月-6
  • 法人(病院・介護医療院)の1日の業務内容を知る
  • 指導者の見守りのもと、メンバーの役割を知る
  • 指導者とともに看護ケアを実践する
  • 看護記録の内容・記入方法を知る
  • 研修メンバーとの関係づくりができる
  • 社会人としてのマナーが守れる
  • 法人組織の中で看護業務の仕組みが分かる
  • 病棟の特徴・1日の業務内容を説明し見学する
  • 指導者とともに見学した業務に参加しメンバーの役割について学ぶ。各曜日ごとに1日の行動流れを理解し実践する
  • 受け持ち患者を持ち、情報収集を行い患者について把握、病態生理・特性を学ぶ
  • 受け持ち患者について観察しSOAP形式で記録を書く
  • 病棟での挨拶・行動前後の報告の方法を知る
7月-8
  • 指導者の指導見守りのもと優先順位を考慮し複数の患者・入居者の状況に応じて看護実践する
  • 医療安全を意識して指導者の指導見守りのもとメンバーの一員として看護実践する
  • 受け持ち患者の看護記録の内容を把握し記録する
  • 患者・利用者の24時間の生活を理解する
  • 日勤業務の内容を知り実践する
  • 早出、遅出の業務内容を知り実践する
  • 見習い夜勤を行い、夜勤看護師の役割を知る
  • 1日のタイムスケジュールに沿って看護業務を把握し、優先順位を考慮できる。日勤のルーチン業務は全て技術チェックを終了させる
  • 不安な事は自己解決せず指導者に相談し協力を得ることができる
  • 熱計・コスト処理等、記録以外でもカルテ処理の把握ができる
  • 夜勤に入っていない為、日々の申し送り・看護記録で夜間状態の情報を得る
  • 早出・遅出の見習い・単独内服薬、インスリン種類の学習
9月-10
  • 指導者の指導見守りのもと優先順位を考慮し複数の患者の状況に応じて看護実践する
  • 医療安全を意識して指導者の指導見守りのもとメンバーの一員として看護実践する
  • 受け持ち患者の看護記録の内容を把握し記録する
  • 看護業務における医療安全の意義を理解する
  • 夜間業務において安全を意識して実践する
  • 指導者の指導のもと、自己課題を知る
  • 複数の受け持ち患者、部屋を持ち、重症度で優先順位を考え時間配分を考慮。休日出勤の業務を知る
  • 食事介助・配薬介助等嚥下の確認、内服の誤薬等ないかを確認する
  • 情報を正確に記入
  • 夜勤に入るにあたり、日勤業務で重症部屋受け持ち、状態の把握・観察力をつける
  • 急変時、指導者と一緒に急変対応を行い学ぶ
11月-12
  • 日勤の業務内容が理解でき実践する
  • チームの一員として優先順位を考慮し複数の患者(入居者)の状況に応じて安全な看護を実践する
  • 医療安全を意識してメンバーの一員として看護実践する
  • 勤務形態に応じた業務を実践する
  • 医療安全を意識して自己を振り返る
  • 看護職としての自覚を持ち、社会生活に適応できる
  • 患者一人ひとりの情報収集をし、個別ケアに活かすことができる
  • レスパイト患者や現在の身体状況を知り、レベル低下することなく在宅復帰できるよう患者にあったケア方法を多職種(リハ・MSW等)とこまめに連携をとり、安全に実践することができる
  • エンゼルケアの一連の流れや必要物品を確認し安全安楽に実施することが出来る
  • 日勤(曜日内容ごと)の業務を理解し実践できる
    すべての業務に対し自身でタイムスケジュールを立て、実践、休日日勤の対応ができる
    技術チェックの終了。入院・転入受けの流れを知り実践する
  • 報告・連絡・相談の徹底。不安なことは直ちに報告できる
  • 受け持ち患者を持ち、看護計画立案・評価を行う。
    ベッドサイドカンファ等で発表・多職種(リハスタッフ等)と連携を図る
  • 早出・遅出の自立、夜勤を一通り単独で行い、3人で夜勤が実践できる、第三者から指導、助言を貰う
  • 入浴着脱時の皮膚状態の確認、配薬時の誤薬防止、点滴時間を十分に確認する
  • 患者、および家族への挨拶、患者への声かけが出来る
1月-3
  • 日勤の業務内容が理解でき実践する
  • チームの一員として優先順位を考慮し複数の患者(入居者)の状況に応じて安全な看護を実践する
  • 医療安全を意識してメンバーの一員として看護実践する
  • 勤務形態に応じた業務を実践する
  • 医療安全を意識して自己を振り返る
  • 看護職としての自覚を持ち、社会生活に適応できる
  • 数名の患者を受け持ち、身体状況について把握し、個々にあった介助方法を実践することができる
  • リハビリカンファレンスやターミナルカンファレンスなどに参加することで多職種との連携を図り業務に活かすことができる
  • 全ての業務について単独でタイムスケジュールを立案、スムーズに対応できる
  • 患者の変化に気付くことができる
  • 入院・転入受けの独り立ち。機会がある時はいつでも退院処理やエンゼルケア等の処理が行える
  • 受け持ち患者の療養上の注意点などを自身で考え実践することができる
  • 患者および家族への対応が出来る
  • 1年間の振り返りを行う
リフレッシュ研修の様子

上記のほか、交流の場をもつような
リフレッシュ研修もあります

入職して半年間が経ってくると周りのスタッフとの協力が重要になってくる時期になります。
病棟スタッフとの交流を深め、忙しい毎日から少し解放された環境の中でコミュニケーションを図り、交流を深めることができます。

例:高取山ふれあい公園でのBBQ・ビンゴ大会

1年目をサポートする3冊のファイル
3冊のファイルと一緒に成長しましょう

  • 01

    基本技術チェックリスト

    基本技術チェックリストに沿って、一歩一歩技術を習得できる仕組みになっています。1年間でチェックリスト項目の全てを必ず実施することを目標にしています。

  • 02

    マニュアルハンドブック

    詳しい説明で、わかりやすいマニュアルが記載されており、新人看護師にとって手放せない1冊です。

  • 03

    ふりかえりノート

    ふりかえりノートでは、嬉しかったことなどを先輩と交換し合い、コミュニケーションが取れます。

TRAINING

卒後研修制度(卒後1年間)

修了式

卒後研修の目的

回復期リハビリテーション看護、認知症看護、慢性期療養看護を学び、さまざまな過程にある患者さんの援助を行う

近江温泉病院では、看護部の卒後研修計画に沿って教育を推進しています。
原則として、卒後研修期間は学校卒業後の1年間とし、その年度末に修了式を行っています。
さらに看護師3年目を迎えるにあたり、自分自身を振り返るとともに、リフレッシュするための院外研修に参加しています。

SUPPORT

段階的支援(ラダー制度)

まずは『卒後研修』を経て、自信をつけましょう。
その後は2段階、3段階の教育ステージを確実に終え、
適性に応じたコースを選択し、ステップアップしていきましょう。

目的

  • 「回復期、慢性期、終末期」などに対応できる専門的な看護実践能力者の育成
  • 経験・能力の適性に応じて段階的に目標を持ち、ステップアップする
  • level.01

    卒後研修

    • 看護計画立案、修正、指導ができる
    • リーダー研修受講・レポート提出、発表
    • ケーススタディ取り組み
    • 助言を受けて基本的な看護実践(プリセプティ)
    • 新入職技術チェックリストに沿って100%経験している
    • 看護計画立案・修正ができる
  • level.02

    プリセプター

    • 看護観取組み・プリセプターシップ・ケーススタディ
    • 新入職デモンストレーションで実技指導ができる
    • 看護部・院内活動に参画している
    • プリセプターとして新人指導を行う
  • level.03

    準管理職・主任

    • ファーストレベル、セカンドレベル受講

    エキスパートコース

    「NICD」「認知症ケア」等の卓越した看護実践

    管理コース

    認定看護管理者 1st、2nd、3rd